《青苗地区》特別養護老人ホームおくしり荘施設長/千田真紀子さん

第5段は、特別養護老人ホームおくしり荘の施設長をされている千田真紀子さんにインタビューしました!

1.移住のきっかけ


 当時資格はいくつか取得していましたが、その中でも“やってみたいまちづくり”が実現できそうな資格として、保健師の就職を探していました。
 保健師としてまちづくりをする上で、小さい町のほうが様々なことが出来そうで、面白そうな印象がありました。そんな時、島で保健師の募集を見つけました。
 島には観光で一度訪れた経験があり、綺麗で静かな良い印象もありました。そこで、平成13年に移住、奥尻島の保健師になりました。

2. 仕事のご経験



移住後約5年間、母子・成人担当の保健師をしました。検診や在宅で療養している方の訪問、予防接種、療育相談の調整など、幅広い業務をしていました。
途中産休育休を経て仕事復帰し、6年間高齢者担当の保健師をしました。受けられる介護サービスの紹介や手続きの代行、訪問リハビリの調整業務、介護予防サロンの企画・実施をしていました。
その後、現在の職場である奥尻福祉会で働き始めます。
ケアマネージャー、相談員、統括マネージャーの業務を経て、現在は施設長でありながらもケアマネージャーと相談員を兼務しています。
おくしり荘では、職員のお子様のお世話をしたり、センターの入居者様と合唱団を作りお披露目をする等も行ってきました。何でも屋のような一面もあるかもしれません(笑)
他にも、平成27年10月より教育委員の任命を受け、平成29年には奥尻町社会福祉士会を結成しています。

奥尻町社会福祉士会では、島外の社会福祉士会と繋がり、勉強会や研修会などを行っています。
福祉関連の映画を、寄付金やクラウドファンディングによる支援金などを活用し、これまでに4回上映しました。

3. 島での子育て


 子育てにおいて安全が第一だと考えていますが、奥尻島は犯罪に巻き込まれる等の危ないことがない印象で、安心して子育てできています。また、島の人々の“出会った人に挨拶する習慣”がわが子にも根付いているようで、様々な場面で活かされていると思います。
 子どもを連れて歩いていると「大きくなったね!」と声をかけてもらえる身近な関係性も、子育て環境としていいと思っている点です。
 教育体制に関しては、少人数ということもあり、先生達の目が子どもに届きやすい印象です。愛情を注いでくれているのが子どもにも伝わっているようで、大人に対する絶対的な安心感があるように感じます。

島のお祭りで食事をしたり、保健師時代企画に携わった『歩いてみる会』にわが子と参加したこともありました。
実は奥尻をドライブ中、西海岸の景色を見て、「この景色をみんなで楽しみたい!」と思い、同僚と話し合ったのが企画のきっかけなんです。
西海岸の景色を眺めながら大自然の中を歩き、最後は温泉に入って奥尻のシーフードカレーを食べるという内容で、島民100人程が参加し楽しんでいたのを思い出します。

息子は青苗海岸でシュノーケリングをするのが好きです。夫や義母は、神威脇温泉が好きなようで、休みの日に入りに行きます。

4. 移住者が増えるには?


 課題としては、安定した収入、安心して住める住居、そしてやはり“夢中になれるような仕事”が移住者の定着には重要だと考えます。
 当施設では移住者への支援金として、引っ越し金が助成されます。助成金に魅力を感じて声をかけてくれる方も多いと思います。
 求人や助成金の詳細は、当施設のHPをご覧ください。

  ちなみに私は移住当時、風呂なしの住宅に住んでいました(笑)今は勿論風呂付の部屋に入れますので安心してきてくださいね!見学時、パンフレット等で住宅の写真もご覧いただけます。
 

奥尻島移住者インタビュー『住もう奥尻』

奥尻島移住者(Iターン、Uターン、Jターン等)へ、島の魅力や暮らしについてインタビューしています。

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